機関誌『民藝』 ~ 平成30年5月号(785号) ~

特集 小絵馬

 特権者によって奉納された扁額など、多くが専門絵師によって描かれた「大絵馬」に対し、小形の板絵で簡素な形式をもつ「小絵馬」は、ほとんどが名もない職人画工が描いたものです。柳宗悦は、この小絵馬を工芸的な性質をもつ「民画」と位置づけ、高い評価を与えました。
 本号では、信仰が人々の暮らしと密接であった江戸期の小絵馬を中心に、関連の論考とともにご紹介します。

目次

〈特集関連〉
 芹沢銈介と小絵馬の世界(濱田淑子)
 各地の絵馬
  岩手県遠野市 鞍迫観音の南部小絵馬(編集部)
  東京都板橋区、足立区 縁切榎と千住絵馬(編集部)
  岐阜県高山市 飛騨高山の絵馬(今井幸三)
  福岡県福岡市 旭地蔵尊の絵馬(高木崇雄)
 絵馬と私
  絵馬に関して(小谷二郎)
 Votive Pictures -from the Collection of the Japan Folk Crafts Museum-

〈カラー図版〉
 絵馬と扁額 日本民藝館所蔵

〈読み物他〉
 
濱田庄司登り窯復活プロジェクト報告
  
第2回濱田庄司登り窯復活プロジェクトについて(濱田友緒)
  濱田庄司の登り窯復活と震災に思いを馳せて(井坂浩一郎)
 民藝に学ぶ(第3回) エジプトの学生たち(三浦正宏)

〈柳宗悦「師眼再会」〉
 第292回 箱