『民藝』11月号(875号)「特集 田中豊太郎の眼」
機関誌『民藝』 ~ 令和7年11月号(875号)~
特集 田中豊太郎の眼

本号は田中豊太郎(たなか・とよたろう、1899-1981)の功績を紹介する特集号を企画しました。
新潟出身の田中は父親の影響もあり早くから工芸品の蒐集に目覚め、20代から柳宗悦とも親交がありました。1942年に『李朝陶磁譜 磁器篇』(聚楽社)が刊行されましたが、この本は柳が多忙のため田中が代わりに著述し編集発行したものであり、柳の信頼が厚かったことを物語っています。
その後柳の招きで、1957年から22年間『民藝』誌の編集責任者として発刊に携わり、その間日本民藝館常務理事や日本民藝協会専務理事を務めるなど民藝運動に尽力しました。本号では「眼の人・田中豊太郎」の仕事について、彼の旧蔵品と関連論考で紹介します。
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目次
〈特集関連〉
図版 田中豊太郎ゆかりの工芸品
渋面の人(蝦名則)
田中豊太郎について語る(田島充、尾久彰三)
緊張感漂う空間で−田中豊太郎氏との一期一会(藤本巧)
新潟の田中豊太郎(湯淺健次郎)
民窯の美に就て/朝鮮民画、漆絵について(田中豊太郎)
田中豊太郎君の紹介(柳宗悦)
田中豊太郎略年譜
Aesthetic Eyes of TANAKA Toyotaro
図版目録
〈その他〉
展覧会この一点 第47回 「泥絵 長州藩毛利家上屋敷」(岩村菜々子)

