『民藝』10月号(862号)「特集 柚木沙弥郎と光原社の100年」

機関誌『民藝』 ~ 令和6年10月号(862号)~

特集 柚木沙弥郎と光原社の100年

『民藝』2024年10月号

 本号は、今年1月31日に101歳で永眠された染色家・柚木沙弥郎と、柚木が懇意にしていた工芸店の1つで今年12月に創設100周年を迎える光原社(岩手県盛岡市)の特集としました。
 光原社は創設者の及川四郎と学友であった宮沢賢治の著書『イーハトヴ童話 注文の多い料理店』 (1924年)を出版するための出版社として始まり、賢治ゆかりの店としても知られています。柚木との機縁は1969年、及川が柚木に『注文の多い料理店』の絵葉書の原画制作を依頼したことによります。これをきっかけにして、柚木は光原社で数年に一度のペースで展示会を開くようになりました。また、光原社本店内の看板制作、包装紙のデザインなども手がけ、店内では多くの柚木作品に出会うことができます。
 柚木への追悼と光原社創立100周年のお祝いの気持ちを込めた一冊。ご高覧ください。

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目次

〈特集関連〉
 図版 柚木沙弥郎作 光原社マヂエル館展示作品と『注文の多い料理店』絵葉書原画より 
 座談会・柚木沙弥郎と光原社のこと 川島富三雄、土谷啓子、丸山祐子、仲村乃里子、杉山享司 
 光原社本店 柚木沙弥郎の仕事
 『雨ニモマケズ』の明るさに込められたもの 松田素子
 柚木沙弥郎と光原社の一〇〇年・関連年譜
 コラム・柚木沙弥郎氏の思い出 宮沢和樹
 岩手県立美術館「柚木沙弥郎 永遠のいま」展
 柚木沙弥郎関連・新刊紹介
 光原社本店・展示会のご案内
 Works of Samiro Yunoki
 図版目録 
 展覧会この一点 第34回

〈その他〉
 【重要】雑誌『民藝』の価格改定のお知らせ
 日本民藝館「生誕130年 芹沢銈介の世界」展示風景

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