『民藝』12月号(744号)が発刊。特集「丹波の古陶」

機関誌『民藝』 ~ 平成26年12月号(744号) ~

特集 丹波の古陶

民藝2014年12月号表紙柳宗悦が丹波の古陶を手に入れたのは、大正末か昭和のはじめ頃。それから、丹波古陶の蒐集は晩年まで続き、日本民藝館には多くの所蔵品が残されました。これらの蒐集に大きく尽力されたのが、丹波古陶館を設立開館した中西幸一、通父子でした。本号では丹波焼ゆかりの方々の文章を紹介しながら、その魅力を図版とともに掲載しました。 丹波古陶館は、昭和44年(1969)に開館し、今年開館45周年を迎えました。兵庫県篠山市にて古丹波の代表的な品々を展示公開しております。

目次

〈特集関連〉
丹波の古壺に寄す 茶器美への一考察(柳宗悦)
私の中の古丹波─丹波古陶館開館四十五周年に思う─(中西薫)
丹波焼のイメージ変遷─柳宗悦収集による日本民藝館所蔵品を中心に─(梶山博史)
丹波との縁(前野直史)
Old Ceramics of Tamba

〈図版〉
日本民藝館蔵 丹波の古陶

〈読み物他〉
「民藝運動九〇年」の歩み(24) ─「白樺」の時代と、民藝美の発見、その展開─(志賀直邦)
岡倉天心の茶と柳宗悦の茶(9)(清水恵美子)

〈柳宗悦「師眼再会」〉
第251回 石屋根の農家