『民藝』1月号(829号)「特集 富本憲吉 ―人と仕事」

機関誌『民藝』 ~ 令和4年1月号(829号)~

特集 富本憲吉 ―人と仕事

『民藝』2022年1月号 2022年1月号は「富本憲吉 ―人と仕事」特集です。
富本憲吉(1886-1963)は旧家の生まれ。東京美術学校で学び、ロンドンへ留学しました。初期の民藝運動に参加した陶芸家で、その中心人物の一人として柳宗悦関わりも深く、「日本民藝美術館設立趣意書」(1926年)にもその名を連ねています。しかしながら、後に考え方の違いから民藝運動とは別の道を歩んだことは知られている通りです。とはいえ、柳たちと絶縁したわけではなく、バーナード・リーチ、河井寛次郎、濱田庄司との交流は続き、彼らと共に日本の陶芸界を牽引した人物でもありました。
 本号では、民藝運動の黎明期から揺籃期にかけての富本の関わりを辿ると共に、家族のことや郷里安堵村のことなど、富本が生涯大切にしてきたものの一端を紹介します。

目次

〈特集関連〉
-図版- 富本憲吉作品
家族のことなど(海藤隆吉)
柳宗悦と富本憲吉
 出会いから日本民藝館開館まで(鈴木禎宏)
富本憲吉の故郷・安堵村を訪ねて(四釜尚人)
富本憲吉と民藝運動の揺籃期
 ―建築の視点から―(木谷清人)
富本憲吉略年譜
Kenkichi Tomimoto ーLife and Works

〈読み物ほか〉
展覧会この一点「伊勢参詣曼荼羅」(月森俊文)
連載 郷土の食と風習 第20回 雑煮にまつわる思い出(中西文枝)
戸隠竹細工を訪ねて(天野明美)

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