『民藝』12月号(828号)「特集 『民芸手帖』と白崎俊次」

機関誌『民藝』 ~ 令和3年12月号(828号)~

特集 『民芸手帖』と白崎俊次

『民藝』2021年12月号 2021年12月号は「『民芸手帖』と白崎俊次」特集です。
 1931年(昭和6)年に発行された『工藝』に始まり、現在も発行を続ける『民藝』に至るまで、雑誌の発行は民藝運動における重要な媒体として機能してきました。
 そのなかで発行されたものの一つが月刊誌『民芸手帖』です。この雑誌は、1958(昭和33)年から1982(昭和57)年まで、東京民藝協会によって発行されたB6横判の機関誌で、民藝運動の裾野を広げる特色ある構成で295号が刊行されました。
 同誌の編集を担当したのが白崎俊次です。彼はまた、日本各地の手仕事や民家、民俗、民藝運動の仲間たちなどを撮影し、多くの写真を残しています。
 本号では白崎が撮影した数々の写真のなかから、当時の生き生きとした手仕事の様子を図版として掲載しました。こうした図版と各種論考で『民芸手帖』と白崎俊次の功績を紹介する特集号です。

目次

〈特集関連〉
-図版- 白崎俊次撮影 各地の手仕事
白崎俊次の写真とその価値(杉山享司)
民藝運動の定期刊行物とそのなかの『民芸手帖』(濱田琢司)
『民芸手帖』と白崎俊次(藤田邦彦)
父・白崎俊次のこと(中田英理子)
Mingei Techo and Shunji Shirasaki

〈読み物ほか〉
連載 郷土の食と風習 第19回 秋のごちそう「はらこ飯」(遠藤令子)
展覧会紹介 東京国立近代美術館 柳宗悦没後60年記念展「民藝の100年」

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