『民藝』8月号(848号)「特集 平良敏子と喜如嘉の芭蕉布」

機関誌『民藝』 ~ 令和5年8月号(848号)~

特集 平良敏子と喜如嘉の芭蕉布

『民藝』2023年8月号 本号は「平良敏子と喜如嘉の芭蕉布」特集です。
 喜如嘉は沖縄県北部に位置する小さな集落です。そこで織られている芭蕉布は糸芭蕉の繊維で作られる織物で、かつては沖縄地域の高温多湿な気候を涼やかに過ごす衣として王族から庶民まで広く愛用されました。しかし、この芭蕉布は太平洋戦争で存亡の危機となります。戦後、この復興に尽力したのが、戦中に女子挺身隊として倉敷を訪れていた平良敏子(1921-2022)でした。
 本号では、喜如嘉の芭蕉布についてご紹介するとともに、昨年亡くなられた平良敏子の仕事について注目します。
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目次

〈特集関連〉
展覧会この一点 第20回 大阪日本民芸館「喜如嘉の芭蕉布物語」より
 芭蕉布 アイ テカチ染(平良美恵子)
大阪日本民芸館特別展「喜如嘉の芭蕉布物語」によせて(小野絢子)
図版 平良敏子と喜如嘉の芭蕉布
芭蕉布復興 大原總一郎・外村吉之介・平良敏子(栗田邦江)
コラム 平良敏子のこと(平良美恵子)
喜如嘉の芭蕉布・製作工程
喜如嘉の芭蕉布の絣柄
芭蕉布物語より 織手(柳宗悦)
喜如嘉の芭蕉布と平良家のあゆみ
図版目録
Taira Toshiko and Kijoka’s Basho-fu
大阪日本民芸館・美術館「えき」KYOTO芭蕉布展のご案内

〈読み物ほか〉
日本民藝館「聖像・仏像・彫像−柳宗悦が見た『彫刻』」展示風景
展覧会

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